俺はポールを埋めた。(イチゴ畑よ永遠に)

若い頃に、4トラックのマルチトラックレコーダー(TEACのカセットテープレコーダー)と安いシンセとシーケンサーとドラムマシンを使って、ビートルズの「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー(Strawberry Fields Forever)」を多重録音したことがある。音源は既に手元にはないが、逆回転の部分は忠実にそれっぽく再現し、終盤のジョンが“I buried Paul”(ポールを埋めた)と言ってると噂された部分もちゃんとその通り囁いて録音した。(「ポール死亡説」を裏付ける一因とされたこの部分、ジョンによれば「Cranberry Sauce」(クランベリーソース)と言っているだけ、とのこと)
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昨日は久々に有名人を目撃して興奮。

いやぁ、昨日は久々に有名人を目撃して興奮したなぁ。有名人というか、「その世界では」ということだけれども。

いわゆる「電子音楽」「エレクトロニカ」の世界では、明らかに有名人である。Taylor Deupreeである。

知り合いが昨日恵比寿ガーデンプレイスのホールでやった、このイベント(→Perfumery Organ 東京展示会)に顔を出したんだけれども、その時に、控室らしき部屋から出てきた外国人の一団とすれ違った。その中にTaylorがいたんである。見間違えようはない。何しろ、ハゲ、いや特徴のあるスキンヘッド。
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電子音楽バンザイ

この記事を読んで思ったのは、マグマはともかく、MEV(ムジカ・エレットロニカ・ヴィヴァ Musica Elettronica Viva)は、いわゆる「プログレ」じゃないんじゃないか?ってこと。

SF作家フィリップ・K・ディックが影響を与えたプログレの巨人たち | コタク・ジャパン http://www.kotaku.jp/2015/11/progressive-giants-inspired-by-philip-k-dick.html

MEVは1966年に結成されたイタリアの即興音楽集団である。実験音楽家の集団であって、そういう意味では「プログレッシブ」ではあるのかも知れないが、「プログレ(=プログレッシブ・ロック)」の(一般的なイメージとしての)「ロック」の部分は無いのじゃないか?

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ジェフベックは女性ベーシスト好き?

何故か最近、ジェフベックの「People Get Ready」が脳内でヘビーローテションしている。

「ジェフベックの」と書いたが(ボーカルはロッド・スチュワート)、元はアメリカのR&Bグループ、インプレッションズが1965年に発表した楽曲で、作曲者はメンバーのカーティス・メイフィールド。

あまりにもヘビロテなので、youtubeで検索していたら、コレを見つけた。

Jeff Beck Playing “People Get Ready” Live at Jazz Fest 2010

最初に出てくるオバちゃん(失礼)のベースソロの後(これがなかなか良い)、ジェフの泣きのギターが始まる。
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ダニエル・ジョンストンの心の中

ダニエル・ジョンストンの心の中覗く短編映画配信 – TOPICS – webDICE http://www.webdice.jp/topics/detail/4901/

先日、記事に書いたダニエル・ジョンストンを描いた短編映画が出来たとのこと。

アルバム「Hi, How Are You」創作時のエピソードを中心に、最も多作だった時期のジョンストンの心の中を描いているらしい。

▼映画『Hi How Are You Daniel Johnston?』予告編



ああ、やっぱり、この手作り感いっぱいのダニエル・ジョンストンの世界は良いですねぇ。

ダニエル・ジョンストン公式サイト http://www.hihowareyou.com/


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猫のための音楽アルバムを制作するプロジェクトが進行中

猫のための音楽アルバムを制作するプロジェクトが進行中、最新の科学によって実証された猫のライフを豊かにするための音楽をフィーチャー – amass http://amass.jp/64602/

人間の赤ん坊を寝かしつけるのに、背中をトントンとリズミカルに叩くのが効果的なのはよく知られているが、この技は動物にも効果的だと何かで読んだことがある。

真偽の程は定かではないが、少なくとも我が家の猫たちには効くようである。(単に眠いだけなのかもしれないが。(笑))

猫に寝て欲しい時に、いつも背中をトントンするわけにはいかないので、猫に効果的な子守唄というか、催眠音楽のようなものは出来ないものか。
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この1位は納得いかん。

「クラフトワークのベスト・ソング TOP10」を英The Guardianが発表 – amass http://amass.jp/64676/?utm_content=bufferc0a96&utm_medium=social&utm_source=facebook.com&utm_campaign=buffer

いやー、この1位は納得いかんわ~。

他の曲のラインナップは、順位はともかく納得の行くところだが、1位が「Morgenspaziergang(朝の散歩)」ってのはウソでしょう。

「アウトバーン(Autobahn)」はクラフトワークが1974年に発表したアルバムで、(アナログ盤時代には)A面に22分強のアルバムタイトル曲、アウトバーン1曲のみ収録されており、B面には4~6分ぐらいの曲が4曲収録されている。
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これぞ、本当の「アヴァンギャルド・ターンテーブリスト」

一般的なクラブDJとは違い、ミックスやスクラッチ以外のアプローチのためにレコードプレーヤー(ターンテーブル)を使用する人達がいる。

一般的には大友良英(あまちゃんで一躍有名になったあの人)やクリスチャン・マークレーといった人達が有名だが、今回紹介するデンマーク出身のCamilla SorensenとGreta Christensenによるデュオ、Vinyl Terror & Horrorは一味違う。

大友やマークレーのスタイルも一般的なDJスタイルとは随分違うが、彼女たちのパフォーマンスはもはやアヴァンギャルド・アート(笑)
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まるで売れない「不遇の天才」

「宅録」という言葉がある。

自宅等のプライベートな空間(スタジオ)で、一人で(じゃない場合もあるだろうけど)楽曲等を録音する作業のことである。

作詞、作曲、アレンジ、ヴォーカル、ギター、キーボード、ドラム、そして録音、ミキシングまでを一人でこなし、ニュージャージーの自宅で70年代から膨大な数の楽曲を録音し、それを販売し続けている男がいる。

自称(40年間まるで売れない)「不遇の天才」、孤高の宅録職人、R.スティーヴィー・ムーア(R. Stevie Moore)である。
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Hi, How Are You?

プレーンな味が好きだ。

カップラーメンでもスナック菓子でも、「ナントカ味」というんではなく、シンプルなプレーンなヤツが好き。

食べ物に限らず、変に奇をてらった大仰なものは何だか好きになれない。

ダニエル・ジョンストン(DANIEL JOHNSTON)というアメリカのシンガー・ソングライターがいる。ダニエルは双極性障害(躁鬱病)という病気である。
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