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2004年12月20日

世の中は酒と女が敵(かたき)なり、どうか敵に巡り合いたい。(蜀山人)

酒を飲む機会が多くなる季節である。

先週の土曜日に渋谷某所のパーティーへ行った。飲んだのはビールだけだったし、量も大したことがなかったので、ほとんど酔っていなかった筈なのに、それでも、やはりところどころ記憶が飛んでいる。

学生時代は、酔ってよくバカなことをやった。例えば、大学1年生の時に、コンパ帰りに、大学の近くの商店街で、理由は分からないが、ジュースの自販機を拳で殴っていたらしい。らしいというのは、はっきりとした記憶がないからだ。「お前、エイっエイって言いながら自販機殴ってたぜ」と、その時一緒にいた友人が、後でニヤニヤしながら話してくれた。何だよ、「エイっエイっ」って。空手の真似事でもしていたのだろうか。丸っきり他人のことのようである。

翌日、見に行ったら、その自販機は壊れていて、「故障中」の貼紙がしてあった。どうやら、殴っただけではないらしい。

同じ日の事だと思うのだが、よそのコンパの会場に友人数人と押しかけて、女の子のお尻を触ったり(これは何故か記憶があるのだ)、初めて会った奴(当然そいつも酔っ払い)を捕まえて、わけのわからない話をしてゲラゲラ笑ったり(これもなぜか記憶あり)そこの会場の酒を勝手に飲んで大騒ぎをしたり、といった狼藉の末に、酔っ払いに背負い投げを決められて、その一瞬だけ素に戻ったり、ということもあった。

その時は楽しんでいる、というか楽しんでいる筈なのだが、ほとんどの記憶は忘却の彼方にふっ飛んでしまっている。

飲んだ当日はまだ良いのだ。覚えていなくてもそれだけ楽しい思いをしたのだから。
しかし、そこまで楽しい思いをすると、翌日が地獄だ。寝床の横に洗面器を置いてずっと横になっているか、そうでなければ便器を抱いて便所にこもる事になる。

ここまで、とことん苦しむと、その日は、もう酒は一生飲むまいと、特に酒を覚えたての頃は心に固く誓うのだが、しばらくすると、そんなことはケロリと忘れてまた飲んでバカな事をやる。酒飲みは救い難い。

などと書いておきながら、どうせ、また飲むのだよ。あああああ。もっとも、最近はさすがに昔ほどバカな飲み方はしないが。


「神はこの世を六日間で創り給うた。そして、第七日目には二日酔いを与え給うた。」(ロバート・キャパ)



投稿者 gamme : 2004年12月20日 18:19

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