「怪文書」の家

「落書きの家」― 家の壁面に書かれた怪文書 http://tocana.jp/2015/12/post_8189.html

以前、福岡で自転車屋の裏のアパートに住んでいた頃、自転車屋の反対の側は一軒家で、婆さんが一人で住んでいた。

ある日、その家の勝手口に何やら何枚か張り紙がしてあるのに気がついた。手書きの下手くそな字で書き込みがしてある。

曰く、「どこそこの歯医者が自分の留守中に家に勝手に上がり込んで浴槽で放尿している云々」、「鏡台の引き出しから貴金属のたぐいを盗み出している云々」
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