微睡みながら観る映画

アンドレイ・タルコフスキーの「ストーカー」を劇場で観たのはいつのことだったか、そしてどこの劇場だったのか、何故だか思い出せない。

手塚眞氏がタルコフスキーの特集本で、「タルコフスキーの映画は途中で眠くなってつい寝てしまうが、起きてもさっきと画が変わっていない」という趣旨のことを書いていたように記憶しているが、俺もその時ちょっと眠ってしまったのではないか、そしてやはり、その時も眠る前とほとんど画が変わっていなかったように思う。

タルコフスキーの映画というのは、そういう映画だ。
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