侏儒の言葉

1980年代に、一時期音楽を聴くのが嫌になった。あまりにも毎日音楽ばかり聴いていたからだ。好きで聴くというよりは、知識として蓄えようとして、好きでもないものまで、やたらとアレコレ聴いていたのが原因だと思う。
その時期は、海に行って波の音を聴いたり、虫の声を聴いたりしていた。相変わらず、一応の知識としては音楽雑誌を読んだりして、ミュージシャンの名前や曲名ぐらいは仕入れ続けていたものの、実際にその音を聴いても、いまいちピンと来なかった。
昔からジャンルを問わず色々聴く方だが、好きなタイプの音となるとレンジは狭い。


最近は、マンガに関してそういう傾向がある。ほとんどの作品が、どうにも受け付けないのだ。妙にマンガチックな絵だと、最初からまるっきり読む気になれないが、かといって、変に書き込んでリアルにしようとした物は暑苦しくてかなわない。単に個人的な好みの話なのだが。しかし、自分でもつくづく狭量だと思う。俺ってこんなにマンガに対する好みのレンジって狭かったかな、とも思う。
今日は、久々に新宿まで歩いてみた。新宿まで出たところで、寄る所は本屋かCDショップか電器屋と決まっているのだが。(笑)取りあえず、ジュンク堂に行ってみると、山本英夫「ホムンクルス」の第4巻が出ていたので、これは迷わず「買い」のリストへ。
悪い癖で、一つ買おうと決めると、ちょっとハイになって他にも色々買い込みたくなる。他は何にしよう。取りあえず、江川達也の「家畜人ヤプー」シリーズ、今出てる分全巻、と思ったものの、ジュンク堂には3巻と4巻しかないので、「ホムンクルス」だけはここで買って、紀伊国屋に向かう。ところが、紀伊国屋には1巻と、最新刊の4巻しか置いてない。ちょこちょこ買って揃えるということが出来ない性格なので、まとめ買いが出来る店を探す事に。
歩き回ってちょっと疲れたので、帰りは電車を使う。中央線に乗ったら、ついでに吉祥寺まで出てみようという気になったので、中野はスルーして吉祥寺へ。
PARCOのリブロを覗いてみたら、意外にも「ヤプー」全巻が揃っていたので、速攻で「買い」。おなじみのKALDIにも寄って、また色々買い込んで帰宅。
充実してるような、そうでもないような一日。取りあえず、今日も天気は良い。
※侏儒=ホムンクルス

侏儒の言葉・西方の人
芥川 龍之介

新潮社
1968-11
売り上げランキング 215,631

おすすめ平均
私のバイブル
断末魔の叫び
「来るところまで来た芥川」を読むなら。

Amazonで詳しく見る   by G-Tools

ホムンクルス 4 (4)
山本 英夫

小学館
2004-12-24
売り上げランキング 111

Amazonで詳しく見る   by G-Tools

家畜人ヤプー(4)
江川 達也 沼 正三

幻冬舎
2004-09-24
売り上げランキング 6,699

おすすめ平均
内容には触れていません

Amazonで詳しく見る   by G-Tools

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です