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2005年04月13日

たとえば「ウ・ン・コ」

たとえば「ウ・ン・コ」と打ってみる。

仕事の圧迫から解放された脳ミソは、またぞろ要らぬことを考え出す。

たとえば「ウ・ン・コ」と打ってみる。そして、送信ボタンを押してみる。すると「ウンコ」はバラバラに分解されて、それが、たとえばADSLであれば、電話線の中をスルスルと、また、たとえばそれが無線であれば、空気中をフラフラと漂って、はるか遠くの相手に到達すると、また「ウンコ」となって再現されるわけである。

電話線の中には、あるいは空気中には、もちろん「ウンコ」だけしか存在しないわけではない。たとえば「篠原涼子、左手薬指にリング」とか「祝・画業50周年!楳図かずお『闇のアルバム』がCD化!」とか「週末に向け緊迫 反日デモ計画」とか、そういった、やけに具体的な言葉だってスルスルだったり、フラフラだったりするわけである。

バラバラになったそれらが、やはり同じようにバラバラになった「ウンコ」と共に、電話線や空気中をスルスルしたり、フラフラしたりするわけであるから、たまには事故も起きようというものである。

たとえば、「週末にウンコ緊迫 反日楳図かずお」とか、「祝・左手薬指50周年!反日デモ『篠原涼子』がウンコ化!」とか、「『闇の篠原涼子』、楳図かずおにウンコ」とか、そういった事態が出来しないとも限らないのである。

つまり、言うなれば、言葉の「ザ・フライ」。つまり、そういうことである。

・・・・・・・・・・・・。


えーっと、たとえば「チ・ン・コ」と打ってみる。


蝿男の恐怖
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投稿者 gamme : 2005年04月13日 21:42

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