音楽は自由にする

坂本龍一の自伝が出た。



「音楽は自由にする」(Music macht frei)


音楽は自由にする
音楽は自由にする 坂本龍一

おすすめ平均
stars“初めての本格的自伝。”とあるが…

Amazonで詳しく見る by G-Tools



これは、おおかた、あの「Arbeit macht frei」のモジりであろう。



「Arbeit macht frei」(労働は自由にする=働けば自由になれる)は、ナチスが強制収容所のスローガンとして用いたことで広く知られることとなった。(イタリアのジャズ・ロックバンド「Area」は、そのものズバリ「Arbeit macht frei」というタイトルのアルバムを出している。)


自由への叫び(紙ジャケット仕様)
自由への叫び(紙ジャケット仕様) アレア

おすすめ平均
stars必聴!過激!あまりのカッコよさに震え上がる
stars待望!!
stars緻密にして豪快、繊細にして野蛮、高度にしてポップ

Amazonで詳しく見る by G-Tools




坂本ねぇ。



新しいアルバムも出ているようだけど、どうなのだろう。(渋谷のHMVで試聴しようと思ったら、先客がいて出来なかった。)


out of noise(数量限定生産)
out of noise(数量限定生産) 坂本龍一

おすすめ平均
starsミニマル,アンビエント
starsアルバム「未来派野郎」みたいなのはもう出してくれないのかな
starsblue technique
starsNext Stage
stars東風

Amazonで詳しく見る by G-Tools




前作の「CHASM」について(2004年発売?!あれから、もう5年にもなるのか)、俺はMixiレヴューで、「最近のサカモト作品ではマシな方だが、最先端だったサカモトも、今や、若い世代の後追いでしかない。しかも、気息奄々でちゃんと追いつけてない感があって、見苦しい。 「老人エレクトロニカ」?気息奄々という意味では、言い得て妙だが、自虐的な物言いは笑えない。若い世代に無理やり追いつこうとしている事の言い訳としか思えない。(「スケッチショウ」しかり) 個人的には、デヴィッド・シルビアンの再評価が出来たという意味では意義深いが、その他ではさして注目すべき点はない。M-2のハーシュノイズなぞ、耳障りで神経に障るだけだ。」と書いたりしたが、今思えば、そこまで書くほどのこともなかったような。(笑)(ハーシュは嫌いだけどな、ハーシュは。喧しいノイズ・ミュージックは大嫌いなのだ、俺は。)


CHASM
CHASM 坂本龍一 David Sylvian

おすすめ平均
starsマスはマスでもマスターベーションのマス
stars心地よい緊張感あふれる実験的アルバム。
starsFashon & Beautiful Album
stars良くもなく、悪くもなく。
stars熱しやすく冷め易い音源。

Amazonで詳しく見る by G-Tools




坂本を初めて見たのは、あれは、たしか、俺が高校生の時、友部正人の1975年のアルバム「誰もぼくの絵を描けないだろう」でだったか。(ジャケットの表と裏に、当時の長髪ひげ面の坂本が写っている)






誰もぼくの絵を描けないだろう 表

誰もぼくの絵を描けないだろう 裏



次に目にしたのは、山下達郎のアルバムでだった筈だが、どのアルバムだったかは覚えていない。



「坂本龍一」の名前をはっきり意識したのは、ソロアルバム「千のナイフ」だった。(YMOの直前?)


千のナイフ
千のナイフ 坂本龍一

おすすめ平均
stars今回は何処へ?
stars高尚なる「毒」
stars北海道の昆布とりのバイト
stars原点…
stars千のナイフはやっぱり名曲!!

Amazonで詳しく見る by G-Tools



これについても、俺はMixiレビューに書いている。



「今や押しも押されもせぬ「世界のサカモト」ですが、これが出た当時(もちろん、一番最初のアナログ盤のヤツね。1978年ぐらい?)は、ほとんど(つうか、丸っきり)無名で、あちらこちら駈けずり回ってやっと手に入れた思い出があります。



えーっと、当時、たしか大学2年ぐらいだったと思うのですが、夏休みで実家に帰省していた俺は、妹の部屋にあった「ギャルズライフ」だったかな、ちょっと記憶が不確かですが、まぁ、そういうギャル(死語)向けの当時の雑誌をペラペラとめくっていたわけです。
で、その中にあった、ほんの小さな新譜紹介の記事が、坂本龍一という聞いたこともない男のデビューアルバム(「千のナイフ」)のものだったわけです。何故かこのアルバムがスゴク気になってしょうがなかった俺は、レコード屋を探し回ったわけです。もう探した探した。全然無かったです。今の坂本龍一の有名さ加減からは想像もつかないでしょうが、なにしろ当時は全然無名なわけで無理もないのですが、で、やっとこさ、福岡市の西新つうところにある「L」っていう(今でもあるのかな?)レコード屋でやっとこさ見つけ出したわけですよ。



しかも自力で見つけ出したわけではなく、全然見つからないので、店内にあったレコード評の載った雑誌(たしか「ニューミュージックマガジン」だったと思うけど)の、「千のナイフ」のレコード評を指差して、「このレコード探してるんですけど、ありますか?」って店の人に訊いて、で、何とか探し出してもらった、と。
ありました、一枚。なんと、ジャズのオルガンのコーナーに!!そんな時代ですよ。坂本なんて全然無名の時代ですよ。なんでそんな時代に、そんなアルバムを血眼になって探していたのか、俺は。



今や、サカモトにはまったく興味のなくなってしまった俺ですが、こないだの「CHASM」はちょっとだけ良かった、久々に。



しかし、あくまでちょっとだけ。最先端だったサカモトも、今や若い世代の後追いでしかない。しかも、気息奄々でちゃんと追いつけてない感があって、見苦しい。」




あー、やっぱり、最後でけなしてるよ。(笑)



あれこれ言う割には、こんなに長々と坂本について書いているということは、まだ、ちょっとは興味があるということか。




昔みたく「坂本=最先端」とは、思ってないけどね。当然。



(でも、「左うでの夢」をなんだか久しぶりに聞きたくなった。)


左うでの夢
左うでの夢 坂本龍一

おすすめ平均
stars顔が見えてこないのだが
stars大人の音楽
stars芥子の庭
stars情緒的で東洋の美を感じる作品
stars猿の生活。

Amazonで詳しく見る by G-Tools




点取り占いブログパーツ



にほんブログ村 オヤジ日記ブログへ ←ポチッとな


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です