ここ数年、いや、もっと前から、ちゃんと時間を取って読書をするということがほとんどなくなった。たまに電車とか飛行機とかの交通機関を使っている時の暇つぶしに読書をするくらいだ。
最近は混んでいる電車に乗ることが多いし、飛行機に乗る機会も以前に比べれば減っている。そんなこんなで、読書の機会が激減している。
いや、機会はあるのだが、うちにいる時は、時間があるとついついパソコンを立ち上げてネットに繋いでしまう。そもそも、パソコンの電源は入れっぱなしにしていることが多い。
たまに出張の機会があってホテルに泊まっても、最近のホテルはインターネットの接続環境が整っているし、昨今では、出張の際にはノートパソコンがないと仕事にならないので当然パソコンは持って歩いている。当然のごとく、ホテルで暇があっても本は読まない、ということになってしまう。
盆と正月だけは、一応ちゃんと里帰りをしている。今、実家は親父とお袋の年寄り二人だけだから、常時接続の環境など整っておらず、一年中でこの期間の数日間だけが、じっくりと本を読める時間であった。一応、ノートパソコンは持って帰るが、時々ネットに繋ぐにしてもモデム経由でのダイヤルアップであるから、せいぜい、朝と晩にメールチェックをするぐらいだった。
であった、とか、だった、と書いたのは、最近、PHSをブラウザ搭載の奴(つまり、これだけで、大抵のWebページはパソコンで見るのと同じように見ることが出来る)に機種変更したからだ。ついでなので、繋ぎ放題のコースにした。これだとパソコンを接続して、パソコンでインターネットに繋いでも、定額料金でいけるのだ。つまり、実家にいる間も常時接続が可能ということに。(ただ、いかんせん、スピードが32Kなので、ちょっと
どうかという感じ。どうなのか実際のところ、パソコンを繋いで。面倒くさいので、パソコンを繋いでの検証はまだしていないが。)
ああ、これで、一年中で唯一ともいえる盆と正月の読書時間までが、ネットに食われてしまう。
こたつに入って、昼間から酒でも飲みながら本を読んで、眠くなったらそのまま横になって、という至福の時間が、ネットに取って変わられるのか。って、自分がダラダラとネットに繋がなきゃイイだけのことなんだが。
ここ数年は、年末年始の休みは、宝島社の「このミステリーがすごい!」、通称「このミス」を参考に、読む本を選ぶことが多い。これが出ると、ああ、今年ももうそういう時期か、と思う。昨日、2005年版を買って来た。
今年読むとしたら、この2冊かな。
生首に聞いてみろ | |
法月 綸太郎
角川書店 |
臨場 | |
横山 秀夫
光文社 |
このミステリーがすごい!2005年版 | |
別冊宝島編集部
宝島社 |