時々、会社をサボりたいなと思うことがある。しかし、いい歳して、そんな子供みたいなことは出来ないし、そもそも後が面倒なので本当にはやらないが、やってみたらどんな感じなのか。
やってみた。
今日は土曜で会社は休みだが、いつもと同じ時間に起きて、いつもと同じぐらいの時間に、同じ路線を乗り継いで、神谷町駅まで行ってみた。
駅で降りる人数がいつもと違うし、そもそも休みなので最初から気分は重くないから、サボりの気分はあまり味わえないが、天気が良いので気分はヨロシイ。
会社とは反対方向、東京タワーの方へ行ってみる。
金を払って展望台に昇る。朝一なので、客の数もあまり多くない。エレベーターに乗って下を見ていたら、膝が軽く笑った。見晴らしが良いのは好きだが、本当は高い所は苦手なのだ。
東京タワーの展望台に昇るのは久しぶりだ。10年ぶりぐらいか。やっぱり東京は広い。ちょっと眩暈を感じる。
景色を見るだけにしてはちょっと金額的にアレだが、気分は良かった。
帰りに床屋に寄って髪を切る。サッパリして、また気分が良くなる。
もうちょっと頑張ってみるかという気分になる。時にはサボってみるもんだ。
下から見上げた東京タワー | 六本木ヒルズ。馬鹿デカイ |
朝日に霞むフジテレビ(左)とレインボーブリッジ(右) | 遠くに微かに見える富士山 |
展望台の床に開けられた覗き窓。怖い。 | 更に大きなもう1つの覗き窓。外国人のオバサンがビデオ撮ってた。 |
東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~ | |
リリー・フランキー
扶桑社 2005-06-28 |
※緒形拳が子供を東京タワーに置き去りにするシーン。遊びに連れてきてもらったと思い「お父さんが好き」と耳打ちをする娘、閉まりかけるエレベーターの中で目と目が合ってしまう親子。ああ、思い出しただけで、もうダメだ・・・・・。
鬼畜 | |
野村芳樹
松竹 2005-11-26 |