プレーンな味が好きだ。
カップラーメンでもスナック菓子でも、「ナントカ味」というんではなく、シンプルなプレーンなヤツが好き。
食べ物に限らず、変に奇をてらった大仰なものは何だか好きになれない。
ダニエル・ジョンストン(DANIEL JOHNSTON)というアメリカのシンガー・ソングライターがいる。ダニエルは双極性障害(躁鬱病)という病気である。
1980年代前半から音楽活動を始め、自宅で楽器を弾きながら歌った一発録りのカセットテープを配布するという形で作品を発表していたが、そのひとつを聴いたダニエルの地元の新聞オースティン・クロニクルの音楽評担当者から絶賛され、音楽マニアの間で知られるようになった。
こういうのもアウトサイダー・アートというのだろうか。まぁ、呼び方はどうでも良いのだが、何しろダニエルの演奏する曲はスゴくプレーンなんである。良く言えばピュア、悪く言えばヘタクソ(笑)。何しろ素人がカセットテレコで録音したんである。良い音で録ろうとか思ってないのであろう(笑)、音質はメチャクチャ悪く、歌も演奏もお世辞にもスゴく上手いとは言えないが、その純粋さには何だか心揺さぶられるものがある。
※ファースト・アルバム「Songs of Pain」
ちなみに、彼は絵も描く。アルバムのジャケットは全て自分で描いている。ニルヴァーナの故カート・コバーンがダニエルのアルバムジャケのTシャツ(「Hi,How Are You」 のカエルみたいなやつ)を着たことで話題になった。
あ、「プレーンな味」って書いたけど、良く考えたら、プレーンではあるけど、実は「とても奇妙な味」かも知れない。(笑)まぁ、「蓼食う虫も好き好き」と申しましてな。
※ダニエルのドキュメンタリー映画も撮られているヨ。
ダニエル・ジョンストン公式サイト http://www.hihowareyou.com/
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