ナルニヤ国ものがたり

鼻が寒くて目が覚めた。時計を見るとまだ午前5時前だ。
小用に立って、ふたたび床に入るが、やはりどうにも鼻が寒くて、寝入ったようなそうでないような辺りをしばしウロウロとする。しかし、あと2時間半は眠れるな。シメシメ。
普通、鼻が寒くて目が覚めたりするのだろうか。前に気になって訊いてみたことがあるが、どうも他の人はそういうことはないらしい。
これはアレだ、俺の鼻が高いことに起因しているのだ、そうに違いない、ナルほどね、とニヤニヤしていたら、いつの間にかまた寝入ってしまったらしく、夢を見た。


夢の中で、俺は何処からか家に帰ろうとしているらしい。どうやら、時間を間違えたらしく、7時半で間に合うと思っていたのが、大間違いのコンコンチキで、6時半には家に帰り着いていなければならぬ。そうでなければ会社に間に合わないのだ。
周りの人にいとまを告げるももどかしく、土産に貰ったパソコンのソフトウェアの箱を片手に(なにゆえこんな物を?)あわてて家路を急ぐ。
坂道の途中で、箱から何やらボロボロ落ちる。どうやら、これは間違った物を貰って来てしまったらしい。オロオロしていると、ふと気がついた、5時から2時間半いうたら、君、7時半になってまうやないか、ええ?君。いつも、俺、6時半に目ぇ覚ましてるのと違うんかい。ええ?どないなってんの?
ハっとして目が覚めた。時計を見る。
6時31分。
鼻が寒くて、思わずクシャミが出た。
これはアレだ、俺の鼻が高いことに起因しているのだ、そうに違いない、ナルほどね、と思わず知らずニヤニヤした。



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ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり(1)
ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり(1) C.S.ルイス 瀬田 貞二 C.S. Lewis

おすすめ平均
stars心が洗われる1冊
stars深読みしないで読むのが一番
stars児童文学の最高傑作の一つ。
stars魔女の魔法を打ち砕くもの
starsナルニアの冒険の始まり

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