白夜行

明るいうちから酒を呑む、という行為には、正月でもない限りどうにも抵抗がある。抵抗はあるが、同時に魅惑的な行為でもある。
最近、試してみようかと考えているのだが、流石に平日は無理なので、やるなら休日だ。しかし、その休日も、朝早くに起きたとしても、あれこれやっているうちにあっという間に午後になってしまう。


午後も、あまり早い時間ではやはり抵抗がある。などとウダウダ考えていると、4時半には薄暗くなり始め、5時には既にもうとっぷりと日が暮れているという街なのだよ、今時分の東京は。
九州じゃ考えられないな。何しろ、今時分の東京では、3時くらいなると、空は明るいが、地面では日が差している部分がほとんどないという現象が起きるのだ。白夜か?カルチャーショック。
といったことを考えながら、いつもとは違うコースで中野~東中野~大久保~新宿とさ迷い歩き、帰宅してからは5時くらいからうちでウダウダとビールを呑んでいる、休日の日の俺。
新宿にいる時に、一度goto君より架電。何事かと思えば「高円寺まで来ているんで、茶でもおごってもらえませんかねぇ、ダンナぁ。えしぇしぇしぇ。」と下卑た声で言うではないか。「私は高邁かつ重要な使命を帯びて、新宿まではるばると来ておるのだ。茶代をせびるなどという愚昧な目的のために電話などかけて来るんじゃない、この愚か者が!!」と一喝してやったのは言うまでもない。
goto君は、最近では、来年の正月の餅を買う金にすら苦慮する有様と聞いていたので、茶ぐらいおごってやれば良かったかな、と思わぬでもないが、そういう甘やかしは本人のためにならぬのは間違いのないこと。やはりアレで良かったのだ。

白夜行
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白夜行” への1件のコメント

  1. トラックバックありがとうございます
    久々にトラックバックされたんですけどやっぱりうれしいもんですね
    セイラ像ば何か色んな意味でやばかったですね
    ボクは恥ずかしくて後ろからは直視できなかったっす・・・。

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