マガジン航：本で埋め尽くされた書斎をどうするか
ここに書いてある、井上ひさし氏の書庫の建て増しの話を読んで、「ウインチェスター・ミステリーハウス」を思い出した。ウインチェスター銃で有名な実業家ウィリアム・ワート・ウィンチェスターの未亡人、サラ・ウィンチェスターがウィンチェスター銃によって殺された人々の霊障から逃れる為、友人の霊媒師の助言により、ひたすら屋敷を増築し続けたという話である。
「ウィンチェスター・ミステリー・ハウス」
そこまではいかなくとも、個人差はあれど、本とかCDというのはついつい増やしてしまうもんである。かくいう俺も、昔は、１DKのアパートを足の踏み場もない（に近い）状態にしてしまったことがある。
さすがに、ある日そういう状態が嫌になり、思い切って、殆どの物を処分して引越しをした。引越し先は２DKで、元の部屋よりはずっと広かったが、もうコレ以上物は増やすまいと決心してからは、あまり所有物を増やすこともなく（結婚後も）現在に至っている。
自分もそうだったから、ついつい所有物を増やしてしまう人たちの気持ちは分かるのだが、当然キリはないんだし、思い切って処分してしまうことだね。どうしても欲しい物だけを厳選して手元に置いとくしかないよ。
時々、後悔したりするんだけど。（ああ・・・・）
←ポチッとな
 |
センセイの書斎—イラストルポ「本」のある仕事場 (河出文庫) 内澤 旬子 河出書房新社 2011-01-06 |