ギャレス・エドワーズの2014年版「ゴジラ」を観た。※ネタバレあり

ちょっと前にギャレス・エドワーズの「モンスターズ/地球外生命体」をテレビでやっていたので録画して観た。公開当時にちょっと観たいなと思ってずっとそれきりだったのだ。

しかし、観て思ったのだが、公開当時、何で俺はこれを観たいと思ったのだろう?低予算の割には(制作費が15,000ドルという話だったが、さすがにそれはないだろう)良く出来ていると思うが、大した見せ場もなくモンスタームービーというよりは割りと淡々としたロードムービー。

「え?もしかして、新しいゴジラもこんな感じ?」

それは杞憂だった。

8月2日の土曜日、新宿バルト9のシアター6でギャレス・エドワーズの「GODZILLA/ゴジラ」を2D字幕版で鑑賞した。
Godzilla 2014 チケット

確かに、ギャレス・エドワーズ版の新しい「ゴジラ」にも、いくつか(いくつも?)ツッコミどころはある。特に日本国内のシーン。21世紀になっても外国人から見た日本は所詮この程度の認識なのか。

どこからでもやたらと富士山が見えるとか、日本家屋が微妙に変とか、いくらなんでも住宅地のこんな近くに原発は建てないだろうとか、廃屋になった(日本の家)の中を這いまわっているゴキブリが、どう見ても日本産のものではなくアメリカ辺りに生息している種類だ、とか。

あとは、例えば、「プレデター」とか「トゥルーライズ」、「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」にも言えることだが、核兵器の威力についての認識が甘すぎる。「広島型原爆とは比べ物にならないぐらいの威力のメガトン級」の核兵器が、サンフランシスコ沖で爆発してサンフランシスコの街が何の影響も受けないなんてことがあるか?
そもそも、核爆発で生じる電磁パルスでせっかくフォード(主人公)が救出されたヘリだって電気系統がイカれて墜落するんじゃないか?(この辺は、核爆発で生じる電磁波の威力についての、俺の認識不足の可能性もあるが)

そういったはてなマーク付きのいくつかを差っ引いても、この「ゴジラ」は素晴らしい。対戦物の(観るまではまさか対戦物だとは思っていなかった)怪獣映画を、今のハリウッドの技術で撮ると、なるほどこうなるか、という感じ。

何より(個人的に好き嫌いはあると思うが)造形とその動きが素晴らしい。初めてゴジラが姿を見せて雄叫びを上げるシーンで、俺は鳥肌が立った。あとは、ゴジラが海を泳いで渡る俯瞰のシーン。今まで日本版でもエメリッヒ版でもゴジラが泳ぐシーンはあったが、今回のが(個人的には)一番素晴らしい、と思う。

それから、ゴジラの宿敵のM.U.T.O.(ムートー) 何かに似てるな、と思ったんだが、未だに答えが出ずにモヤモヤしている。昆虫ぽいその造形は「スターシップ・トゥルーパーズ」の昆虫型宇宙生物に似ていなくもないし、平成ガメラシリーズの「ガメラ2/レギオン襲来」のレギオンっぽくもある。電磁波が関係しているとか昆虫ぽいとか、少なくとも、ギャレス・エドワーズがレギオンを参考にしているのは間違いないと思われる。

で、「え?!ゴジラ死んじゃうの?!続編が作られるっていう話なのに、どう繋げるの?!」と思ったりもしたんだが、これまた杞憂だった。死んでいたと思われたゴジラは立ち上がり、ゆっくりと海へ向かうと(ゴジラの周りを鳥(カモメ?)が何羽も飛んでいる。こういう細かい演出、好き。笑)、ひと声天に向かって最後の雄叫びを上げ、顎を前に突き出し、倒れこむようにして(ああ、動物っぽい。笑)着水、潜水、そして背びれが完全に水没した後、一瞬の間があって暗転、エンドロール、音楽。素晴らしい、いや、素晴らしい、いま思い出しても興奮する。実は、この最後のシークエンスが一番好き。(笑)

※この最後のシークエンスは、youtubeでも観ることが出来る(http://youtu.be/_9H0uzzL0b4)が、当然、未見の方は観ない方がよろしいかと。あと、当然ながら、これがいつまでここで観れるのかも分からない。

ちなみに、アメリカ人たちが「GODZILLA(ガッジラ)」と発音するのに対して、芹沢博士役の渡辺謙は一貫して「GOJIRA(ゴジラ)」と発音する。日本人ならこう発音するだろ、ということらしい。そりゃそうだよね。


にほんブログ村 オヤジ日記ブログへ
にほんブログ村 ←ポチッとな

コメントを残す