「アンダルシアの犬」(8年後の16年前)

「アンダルシアの犬」 映画監督ルイス・ブニュエルが画家のダリと共同製作した、シュルレアリスムの傑作と評される実験的なショート・フィルム。

冒頭、女の人が眼球をカミソリで切られるシーンが有って(もちろんトリックだろうが)、刃物とか尖ったものが嫌いな先端恐怖症気味の自分としては、そのシーンだけはどうしても直視できないのだが、全体としては何だか分からないが好きな映画

アンダルシアの犬の冒頭の有名なシーン

アンダルシアの犬の冒頭の有名なシーン


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ダニエル・ジョンストンの心の中

ダニエル・ジョンストンの心の中覗く短編映画配信 – TOPICS – webDICE http://www.webdice.jp/topics/detail/4901/

先日、記事に書いたダニエル・ジョンストンを描いた短編映画が出来たとのこと。

アルバム「Hi, How Are You」創作時のエピソードを中心に、最も多作だった時期のジョンストンの心の中を描いているらしい。

▼映画『Hi How Are You Daniel Johnston?』予告編



ああ、やっぱり、この手作り感いっぱいのダニエル・ジョンストンの世界は良いですねぇ。

ダニエル・ジョンストン公式サイト http://www.hihowareyou.com/


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黒沢清の映画「クリーピー」

黒沢清『クリーピー』続報、不気味な告白する隣家の少女役が判明 http://www.cinra.net/news/20151104-creepy

この、「クリーピー」、原作読んだけれども、その中で主人公が隣人の男について、顔がなんだか軟体動物のようなイメージで、素顔がどうであったかよく思い出せないと述懐する場面がある。

映画の中で、この隣人を演じてるのが香川照之らしいんだけど、上に書いたようなイメージからすると香川照之では、ちょっとキャラが立ちすぎてないか?

個人的には、滝藤賢一あたりにすごく地味な、どこにでもいそうな中年男を演じさせた方がピッタリ来るような気がするんだが。

全体的に、演じるメンツがちょっと派手目な感じがする。


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Netflixで「シンプルプラン」を観た。

Netflixの例のトラブル(無料視聴期間の終わりをユーザーにメールでお知らせするのを忘れていたっていう)で、無料視聴の期間が伸びたので、「シンプルプラン」を観てみた。

監督がサム・ライミということと、ストーリーの概略以外は、ほとんど何の知識もなく観てみたんだが、途中で何か違和感が。

「ん?何でこの人達携帯電話使わないの?」

観たあとで調べてみたら、1998年の映画だった。勝手に最近の映画かと思っていた。(1998年だと携帯電話ってまだそれほど普通には使われていなかったっけ?)

それはともかく、観てて思ったのは、これは「ファーゴ」だな、と。秘密を隠そうと、余計なことをすればするだけ、新たな事件が起こって、シンプルだったはずのプランがどんどん複雑で修復しにくいものになっていくという。(舞台が雪深い田舎町ってところも似てるけど)

そして何とも哀しい結末。

最初身勝手でイラつく感じを抱かせる兄役のビリー・ボブ・ソーントンだが、時間が経つに連れて、優秀な弟に愛情を感じながらも嫉妬する寂しい独身中年男の悲哀をひしひしと感じさせて、どんどん感情移入しているのに自分に気づく。上手い役者。(調べてみたら、この人、テレビドラマ版の「ファーゴ」に出てる!)

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火星のロビンソンクルーソー

アンディ・ウィアーの「火星の人」 (ハヤカワ文庫SF(電子書籍版))を読んだ。

面白い。一気に読めた。文系の人間にも分かりやすいハードSF(なにぶん文系なので科学的に正しい内容なのかどうかまでは分からない)

翻訳物をこれほど一気に読めたのはスティーグ・ラーソンの「ミレニアムシリーズ」以来じゃないか?ひとえに翻訳がこなれていて軽い文体だからだろう。(原書が軽い文体かどうかは知らないが)

しかし、映画版は何で「オデッセイ」なんて邦題にしちゃったかなぁ。
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ギャレス・エドワーズの2014年版「ゴジラ」を観た。※ネタバレあり

ちょっと前にギャレス・エドワーズの「モンスターズ/地球外生命体」をテレビでやっていたので録画して観た。公開当時にちょっと観たいなと思ってずっとそれきりだったのだ。

しかし、観て思ったのだが、公開当時、何で俺はこれを観たいと思ったのだろう?低予算の割には(制作費が15,000ドルという話だったが、さすがにそれはないだろう)良く出来ていると思うが、大した見せ場もなくモンスタームービーというよりは割りと淡々としたロードムービー。

「え?もしかして、新しいゴジラもこんな感じ?」

それは杞憂だった。
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巨人大好き でも、怖い(Not a baseball team)

先日取り上げた「フランケンシュタイン 対 地底怪獣」の続編(というか姉妹編?)に「サンダ対ガイラ」という作品がある。
これまた、怖い。
何が怖いといって、ガイラという巨人は「人を喰う」のである。
それまでの怪獣映画の怪獣は、街を破壊し、そのことによって人々を死に至らしめることはあっても、「喰う」ということはしなかった。しかし、ガイラは「人を喰う」為に襲ってくるのである。怖い。なまじ人型をしているから尚更怖い。
大人ならともかく、幼少期にこれを観ると怖い。トラウマになりかねない。いや、なってしまったかも知れない

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巨人大好き(Not a baseball team)

〈フロントランナー:上〉殻破るか、オタク界の三四郎 ■庵野秀明(あんの・ひであき)さん(52) 映画監督
「自宅の白黒テレビで見た「ウルトラマン」。ビル街に銀色の巨人が立ちはだかる斬新な映像に、衝撃を受けた。」

そうかぁ、「巨人」か。やっぱり、そうだよね。
「巨人」は何だか、ドキドキ、ワクワクする何かを持っている。
ウルトラマンは勿論そうだし、巨神兵もそうだし、古くは「戦慄!プルトニウム人間」だってそうだ。

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洋画に吹き替え版が増えた背景

洋画に吹き替え版が増えた背景 | 東スポWeb 東京スポーツ新聞社
昔、一度、字幕版と吹き替え版である洋画を比較してみたことがあるんだけど、吹き替え版の方が会話がより自然なような感じはする。(セリフが微妙に違ってたりもする。)

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宮沢賢治のアニメは何故いつもますむらひろし?

そうかぁ、やっぱり、そうだよねぇ。
「グスコーブドリの伝記」を忠実なアニメ化だと思うな(エキサイトレビュー) – エキサイトニュース
宮沢賢治の「グスコーブドリの伝記」がアニメ化されて、またもや画がますむらひろしなんだけど、何故、宮沢賢治のアニメといえば、ますむらひろし(というか、登場人物(?)が猫)なんだろう。

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