「妖怪ウォッチ」とユング心理学

「妖怪ウォッチ」というアニメが子どもたちに大人気で、グッズも爆発的に売れていると聞いてはいたが、普段アニメはあまり観ないこともあって、どんな話なのかということには全然興味を持っていなかった。

しかし、ハフィントン・ポストに掲載されていた小出遥子さんの「アニメ『妖怪ウォッチ』は、平和な未来へのヒントに満ちている」という記事をふと眼にして驚いた。(以下、勝手に一部引用させてもらう。)

(ここから引用)
彼は、たまたま行き会った、少しばかり迷惑な出来事を引き起こす妖怪を、できるだけ暴力的でない方法で「どうにかしていく」だけ。(これについては後述。)そして最後には妖怪と「友達」になってしまう。妖怪たちは、「やっつける」とか「服従させる」べき対象ではなく、「友達になる」べき相手として、ここでは捉えられているのだ。
(中略)
「友達」になる前は、単に迷惑なだけだったそれぞれの妖怪たちの特性も、いざ主人公に呼び出されて他の妖怪と対峙するときには、むしろ「便利なもの」「ありがたいもの」としてちゃんと敬われるようになる。同じ特性でも、光の当て方によって、短所にも長所にもなる。それをうまく使うことが、自分のためにも相手(妖怪)のためにもなるのだ。
(ここまで引用)

え?これって、もしかしたらアレなんじゃないの?
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