40を過ぎるまで、ずっと犬派だった。
実家で飼っていたのは犬ばかりだったし、身近に猫というものがいなかったせいだと思う。野良猫は時々目にしたが、懐いてくる者はいなかった。猫というのは人間に懐かない冷たい連中だと勝手にそう思い込んでいたので、こちらから寄って行く気もなかった。
40代に2度引っ越ししたが、一度目の引っ越しの時、越した先の近所を歩いていると、ある家の軒先から、1匹のサビ猫が俺の顔を見るなりニャゴニャゴと鳴きながらやって来て体をすり寄せてきた。
「????」である。初めて会う猫である。そんなに懐かれる理由が見当たらない。
やがて、俺がその家の前を通るたび、その猫は俺に擦り寄ってくるようになった。誰にでもそういうことをするかとも思ったのだが、他の人がそばを通ると、サッと隠れたりもする。他の人と勘違いをしているのか?しかし、猫は人間よりは嗅覚に優れていて、見かけだけで相手を認識しているわけでも無いはずだ。その可能性は少ないはず。全く謎だ。
その家の軒先には、他にも黒猫と白猫がいて(3匹がその家の飼猫かどうかは不明)、黒猫も同様に懐いてきた。白猫はあまり懐いていなかったが、猫にここまで懐かれるのは初めての経験である。理由は不明だが、動物に懐かれて悪い気はしない。
以来、ずっと、どちらかというと猫派に転向してしまった。(犬も相変わらず好きだが、今は実家でも自宅でも犬を飼っていないので、実際に触れ合う機会があまりない)
猫が人に懐かないというのは誤解である。ちゃんと猫と触れ合って観察するようになって、そう思うようになった。逆に犬にだって愛想の悪いやつはいるんである。
このページを見て、ああ、あるある、といちいち納得するんである。
犬と猫の仕草から学ぶ、図解:犬のきもち・猫のきもち – 〓 ねこメモ 〓 http://nekomemo.com/archives/46866355.html
あとは、うちの子たち(もずく(猫・女子・推定5歳)とよもぎ(猫・女子・推定2歳))が、時々気が狂ったように興奮して走り回るのは何故なのかを知りたいもんである。
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